小さい頃から好きなものの一つ、『ルパン三世』。あの名作を生み出したモンキー・パンチ(加藤一彦, 1937-2019)先生の故郷がどんなところなのか知りたくて、2019年9月、北海道浜中町を訪れた。
LUPIN THE 3rd FESTIVAL in 浜中町
Monkey Punch SP.
2019/8/31~2019/9/29まで。
浜中町総合会館での展示(無料)。
Monkey Punch Collection PART2
一階には『ルパン三世』以外の作品も展示されていたり。二階は『次元大介の墓標』『血煙の石川五ェ門』『峰不二子の嘘』のビジュアル展。ちなみに、二階は撮影禁止なのでご注意。
ルパン三世通り
この通りには、キャラクターたちの仮想店舗がある。ちなみに、みんなお留守で閉店中(という設定)。
聞くところによると、運転手さんが次元のコスプレをしてくれるのだとか。
感想(ひとりごつ)
浜中町の港町の雰囲気や風景は、自分の故郷の風景と重なるところもあり、とても居心地が良い場所でした。『ルパン三世』という作品の持つアーバンなイメージとはかけ離れていますが、この場所でモンキーパンチ先生が18歳まで過ごされたと思うと、感慨深いです。
「ルパン三世通り」の「ルパン一味の仮想店舗」ですが、もう少し世界観を出してもいいのかなァと思ったり。ディズニーランドのアトラクションを例にすると、そのアトラクションに合わせた世界観で内外装を施すような感じはどうだろう?と思います。そういう風に、例えば仮想店舗の窓から覗き見る感じで、ストーリー性あふれる展示にしたら、想像が広がって楽しそうです(私だったら、「ルパン一味が隠れ家・アジトの拠点とするべく浜中町を訪れたら?」という設定で考えてみたりするかも)。
アニメの聖地巡礼あるある。アニメの舞台となった場所・地元の人と、アニメ・アニメのファンとのギャップ。とりあえずアニメのキャラクターのパネルでも立てて置けばいいってもんじャアないので、なかなか難しいところだと思います。中途半端にコラボすると、その町とアニメの世界観がちぐはぐになりますよね。
しかし、モンキー・パンチ先生の故郷を見て回ることができて、すごく満足しました。本当に、この町あっての『ルパン三世』という作品のような気がします。また、『ルパン三世』が世に生み出されていなかったら、浜中町に来ることはきっとなかっただろうから、そういう意味でも浜中町の景色は特別なものに思えます。