今日も言葉は遠回り

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時々、「もう何も喋りたくない」という激しい感情に支配される。

「喋ること」は昔から悩みの種だ。もっと言うならば「何か物事を説明すること」がとても苦手である。言葉が詰まる…、つまりは、人と喋り慣れていないだけなのであるが!!

言葉が、日本語がおかしいと、何を言っているのか分からない、的外れだ、などと言われる。自分の本当の思いや考えとは、違う解釈をされる。そういうふうに、相手にちゃんと伝わっていないと分かった瞬間、もう喋りたくないと強く思う。

喋ってもどうせ、何も伝わらないのだと。そう思うと、胸が張り裂けそうになって、「どうしてみんなできるのに、私はいつまで経ってもできないのだろう」と悲しくなる。みんなのように大人になりきれず、できない自分へ怒りの矛先を向ける。

言葉がすぐに出てこないのは、考えすぎているからだと言われる。でも、本当にそうだろうか?私の脳内は迷ってばかりで、理解も遅く、やっと完成した言葉を口という出口に運ぶのが遅いだけのような気がする。つまりは、耳が痛い話、頭の回転が遅いということに尽きるのではないか。

私の頭の中は、いつも言葉になる前の、何か、感情に支配されていて、言語化へ向かう道のりは遠く、視界も悪い。ざらっとした砂のような、なんだかモヤがかかっているような…そんな感じだ。

苦手なことは苦しい。だから、変わろうと努力しているが、そんな最中、相手に上手く伝わらない失敗が続くと、ポキンと折れる瞬間がある。今日はそういう日だった。でも、脆い自分と向き合って、付き合って、投げ出さないよう背中を押してやらないと(…うぬぼれているが、なんか自分がまじで可哀そう)。もう本当に、頑張れとしか言いようがない。

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