今更, 去年を振り返ってみての巻

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2021年12月31日撮影|佐賀空港

2022年
あけましておめでとうございます。

秋頃から年末にかけてを忙しさに理由をつけて逃げてしまって、なかなかこのブログ?サイト?をほったらかしていました(…このサイトを運営し始めて3年目に突入しようとしているのに、まだこのサイト自体の名前や方向性が決まりきっていない所も問題のように思えますが…。それはまた後々、考えていきます)。

今、ちょっと落ち着いたところでもありますので、2021年・振り返ってみての巻、綴ってみようかと思います、今更ながら。

2021年は世の中的にも色々あり、そして個人的にも色々な事が起こった年になりました。

特に、仕事面では大きな変化が。

2020年の年末に転職先が決まり、2021年・新年明けてと同時にその新しい仕事がスタート。映像業界で働き始めることになったのですが、まさか自分がそこで働くことになるとは夢にも思っていませんでした。全部全部、1からと言うより0からの勉強です(なぜ映像業界で働くことになったのかは、長くなるので割愛しますが、まぁ相変わらず、紆余曲折・色々あったのです)。

全てが初めてのことなので、周りに必死でついていって、振り落とされないようしがみついて…そんな怒濤の毎日だったように思います。

つらいこと半分・楽しいこと半分です。

近年は、女性のカメラマンも増えてきたとは思いますが、やはり映像業界は男性社会だと痛感します。今まで女の子ばっかりのクラスに在籍していて、女友達としか付き合いがほとんどない私。女の子と関わることが圧倒的に多かった自分にとって、いきなり男性社会的な環境に放り込まれたことは、目に見えない部分で感じるストレスも多々あったように思います。

また、今まで芸術の世界・自分の表現や自我を前に出すことを求められる世界とは打って変わって、「組織」に入ると「周りのことも考える」ということを求められるようになります。それがいかに難しいことか。

誤解なきように言いたいですが、今まで自分勝手にやってきたという訳ではありません。むしろ、そういう世界の人間だからこそ、「自分は今、組織の中にいる」という感覚を持ってある程度周りに合わせないと、ただの我儘な人になると思っています。

そして、「チームワーク」がものを言うような仕事は特にそう。が、余計に気を使いすぎて二度手間になったり、先輩達の仕事の邪魔になったりしていました。

周りと協力しながらスムーズに仕事ができる人や年下の子達(映像系の専門学生や専門卒の子が多いので)。素でそれができるのって才能だなぁ、すごいなぁ。

あと、注意力散漫による失敗が多すぎて、何度も凹みました。困ったことに、これは性格なのか、私は昔からそういう人みたいです。一つの物事に対して、いつの間にか集中しすぎてしまい、気づけば他がおざなりに。

自分が今やっていることを考えている時に、ケーブルや回路の話・段取りなどの他の話が急に入ってくるともう頭の中は大変です。「あぁ、どっちも分からなくなった!自分は一体何をしようとしていて、そしてさっきの話は何だったんだ!?全然理解できんかった…」と、頭が真っ白になった瞬間が何度あったことか。

とまぁ、根詰めすぎたのでしょうか。免疫力低下が原因のような扁桃周囲膿瘍に2回もなって、年明けてからも再発してつい最近まで入院していましたし。

2022年は、自分の心や時間にちょっと余裕ができるといいかな、と思います。

ちなみに、年末は久しぶりに帰省ができました。カメラも持って帰ったので、帰省中はずっと、家族や友人、故郷の景色にレンズを向け、回していました。

年末、年越し、親戚との集い、妹の成人式…。こういうのは、タイムリーな方がきっと喜ばれるので、カメラを回してはその日の夜に編集し、クリップを少しずつ繋げて、帰る日までに何とか完成させました。

普通のホームビデオだけど、ちょっとドキュメンタリー風に仕上げて、その場にいた祖母と母に鑑賞してもらいます。祖母、「面白か〜」と一言。「(インサートで)家の周りの風景とかの入っとるとが良かね」と。孫、嬉しい限りです。

仕事を通して、カメラの知識・編集の知識が少しずつついてきて、まだまだ歪だけれど、形として残せるようになった。自分の中での新しい記録の方法。絵を描く時といい、私は「記録する」ということに、やっぱりこだわっているなと思いました。

目の前で巻き起こっている物事に対して、現場でカメラを回し、プラス自分の感性というエフェクトをかけて作品に仕上げていく。私の場合、それは「絵を描くこと」と同じ行為です。

月並みな感想、表現するモノが油絵の具か、銅版画か、カメラか…だけだと改めて体感したように思います。

色々あったけど、まずは1年間、カメラ頑張って良かったなぁと思います。もちろん、絵画の方も引き続き制作していきますが、動画もちょっとずつ自分の技にしたいですね。

長々と失礼いたしました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。