アニメ『キャロル&チューズデイ』のAIが発達した世界を見て思った事

最近見始めたアニメ『キャロル&チューズデイ』の世界観がすごいな〜、考えさせられるな〜、と思ったのでnoteしておこうかなと。

https://youtube.com/watch?v=CBak9m0bcB0%3Frel%3D0

[BONES]20周年 ×[フライングドッグ]10周年記念作品

ざっくり言うと、音楽アニメである。

人類が火星に移住してから約50年後、AIが音楽を提供するようになった時代で、二人の少女がAIなしで(お金がないから)音楽を生み出し、ミュージシャンを目指す。

◇◇◇

「AIが音楽を提供するようになった時代」

この「AIが◯◯を提供するようになった時代」というのがこの時、自分の中でかなりホットな話題だった。丁度、AIが描いた絵画が、世界的なコンクールで入賞したとのニュースを知って、色々と考えていた時にこのアニメに出会ったのだ。

未来の芸術の姿になるかも…と思った。

物語の中でも、主人公の二人がお金を稼ぐためにアルバイトを探す中、「AIが人間に代わってほとんど仕事してるからあんまりないのよね〜」みたいな台詞を吐いたり。

芸術も、きっとAIが人間では追いつけないスピードで、学習して、新しい芸術作品出していくんだろうな。絵を描いて生活するのが、ただでさえ今も難しいのに、さらに難しくなる予感しかしない…!

なんかそう思った時に、「なんで私、絵を描いているんだ?」という答えなき問いにどっぷりはまってしまう。

別にAIを敵対するつもりはないけど(絶対負けるし)、むしろ生活しやすくなって助かる人もいるだろうから、どちらかというと技術は進んで欲しいなと思う側。

でも正直な気持ち、芸術に限って言うなら、「私にそれ考えさせてよ!やらせてよ!とらないで!」って感じである(笑)

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AIが作った音楽もいい、人間が作った音楽もいい。

まあこんな風にごちゃごちゃ悶々と考えているが、音楽アニメとして、すごくクオリティ高い、と思う。音楽を楽しみながら見ることができる。

奏者がリズムにのって楽器を弾く動きも、こだわった製作の方法を用いている。このシーンが一番好きかも。世界各国の才ある音楽家たちが製作に携わっているのも、調べていてワクワクする!

また、AIと人間が共存する社会っていうのはこんな感じなんだろうな~と、アニメという視覚情報から楽しめる。

このアニメを最後まで見たから何か答えが得られるかというとそうではないが、少なくとも、AIが発達した世界であっても、人間関係、つまり人との繋がりは相変わらず大切なんだなぁ、と思った。

あと、自分が「いいな」と思ったものは、AIが作った作品であっても、人間が作った作品であっても、きっと関係ない。

「なぜそれが「いいな」と思うのか、考える事が大切。」友達に言われた事なのだが、私も同感。

作中でも、キャロルとチューズデイの音楽を発見した人がいて、そして「いいな」と思う人がいて初めて彼女たちは活動ができている。

そんな感じで音楽や芸術に限らず「いいな」と思う感情は発見していくものだと考えているので、その行為は上質な(?)芸術や文化を形成する上で大切だと思う。

私はまだ、今の時代になぜ絵を描くのか、その理由をうまく言語化できていない。ちゃんと確固たる考えがあって、なんとなく描いているつもりはないのだけど。

単語で表現するなら「楽しい」「理想」「故郷」「生活」「自由」というワードが並ぶ。いや〜なんか甘っちょろいワードだな。世間知らず感がすごい(笑)でも、絵で生きていきたいなら、この言語化の作業は大切。引き続き行っていこうと思う。

画像:http://caroleandtuesday.com/

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