2019年11月17日をもって閉店する今話題(?)の「ウェアハウス川崎店」に友達と行ってきました。
話題に乗っかった投稿はあんまり好きじゃないのですが…。まぁ変なこだわりはひとまず置いておいてですね、まだ行ってきた時の感覚が新鮮なうちにまとめておこうと思います。どうぞお付き合いくださいな。
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【あなたのウエアハウス川崎店】(2019年閉店)
2005年12月オープン、2019年11月17日に閉店。
川崎駅の近くにあったアミューズメントパーク。株式会社ゲオウェアハウスが運営。建物内にはインターネットカフェやゲームセンター等の施設がある。外観・室内のクオリティ・作り込まれた空間が話題となった。
ウェアハウスは「刺激的で大人の高級感溢れる非日常を提供」というコンセプトを掲げ、大人が落ち着いて楽しむ空間を作っているが、さらに各店舗でそれぞれ違ったテーマを設ける、というこだわりっぷりが見られる。
川崎店は、香港にあった今は無きあの伝説の「九龍城砦(日本では「九龍城」とも)」をもとに作られている。九龍城砦とは、1993年に取り壊された巨大なスラム街の要塞である。
「ゲーム等を楽しむ雰囲気」と「スラム街(九龍城)で隠れて遊ぶ」イメージが重なり、川崎店のテーマになったらしい。九龍城をチョイスする、そのセンス。
「ディズニーランドみたい!?」とはしゃぐことになったが、その直感は正しかったのか、ディズニーシーの装飾を手掛けた「株式会社星野組」という制作会社が店舗制作に携わっていたらしい(※星野組は店舗制作のみ参加で、経営はしていない)。
光の当て具合・薄汚れた感じの演出は、まるで舞台芸術のようだ。散らばったようで絶妙に配置されているゴミ・チラシ・看板などはなんと、わざわざ現地から空輸したものだそうだ。
外観
川崎駅の近くにあるこの建物は、株式会社ウェアハウスが運営する、いわゆるアミューズメントパーク。中にはインターネットカフェやゲームセンター等が入っています。
2005年12月にオープンしたウェアハウス川崎店。
その建物のどこが話題なのかというと、外観はもちろん、室内のクオリティ・作り込まれた空間が話題のようです。
写真を見ていただくと分かるように、他のビルと明らかに雰囲気が違う…!





友達と「おお~!すごい!」と期待を膨らませながらその建物に近づきます。
ウェアハウスは全店舗で「刺激的で大人の高級感溢れる非日常を提供」というコンセプトを掲げているそうです。ターゲットは大人!「18歳未満は入場できません」という注意書きを所々で見かけました。法律上、とりあえず成人していてよかった。
「ゲーム等を楽しむ雰囲気」と「スラム街(九龍城)で隠れて遊ぶ」イメージが重なり、川崎店のテーマになったのだとか。そこで九龍城をチョイスする、そのセンス…!
そんな異界のような場所が閉店するということで、閉店前に一目見ようとする私みたいな奴が、わんさかと訪れて写真を撮っていました。
1F





2F
(九龍城砦行ったことないけど)再現度高すぎて、度肝を抜かれました笑。積み上がったバラックの感じだとか、生活感だとか、よくわかんないお店の看板らしきものが、ごちゃごちゃと一つの空間に凝縮されています。








もうね、薄暗さといい、光の当て具合といい、薄汚れた感じといい、舞台芸術作品です。散らばったようで、絶妙に配置されているゴミやチラシ、看板。特に男子トイレがスゴイらしですよ。私は入れないのでどんな感じなのか知りえませんでしたが。


3F



タバコをプカプカと燻らせながら、ゲームをしている人々。こんな雰囲気だからか、様になってるなぁなんて思いながら横を通り過ぎます。
4F
扇風機が設置されていたのですが、そう、暑いんですよね。人の熱気と階数を上がるごとにこもる熱。

階数を上がるごとに(熱も上昇しつつ)西洋っぽくなっているような?赤くライトアップされたギリシャ彫刻らしきオブジェ。秘宝館みたい(好き)。

2階とは全然雰囲気が違いますね。卓球やビリヤードなど…高級感漂う大人の娯楽施設です。そして5階はインターネットカフェになっているそうです。こちらも高級感漂う施設となっています。
地元民らしき人が「こんなに混んでるの初めてだわ。」なんてぼやいていました。いやそうですよね!というかお店の人だって、この人の混み具合にうんざりしているでしょうね…。
ゲームセンターなのに、ゲームしに来てないし。
今って、ネットの台頭によってInstagramやtwitterなんかで、いっきにブワァ〜って拡散できますし、さらに話題になるとこんな感じでいっきに群がる…という現象が世界中のあちこちで起きていると思います。
私だって、その一人だ(twitter見てやって来た)。
このお店の「いつものちょうどイイ具合の人口密度」を、はるかに上回っている。だから、普段使っている人やお店の人からしたら、きっと居心地悪かっただろうな…なんて申し訳なく感じます。「最後だから、いつもの雰囲気で静かに過ごさせてくれよ〜。」とかね、思ってんじゃないかな。
1F・駐車場
一階の駐車場からの入り口。超オモシロイことになっています。本物の水が張っており、水中から光がライトアップされていて、怪しく仕上がっています。

現代の風潮を汲み取ると、お察しの通りここは今、撮影スポットと化しています。ここで撮影するために長蛇の列が伸びていました。
普段だったら、こんなこと起こりえないと思いますが、この事態に慣れていないらしいお店の方も、どう誘導すればいいのか分からずちょっと困り顔…。
駐車場ということで、車やバイクの通り道でもあります。その列が車やバイクの出口を塞いじゃってて、危ないやらなんやら。
「せっかくここまで来たから、ここの写真も撮って帰ろうよ」と、友達とその列に並んだのですが、まぁ〜〜〜終始心苦しかったというか、申し訳ないというか、なんとも言えないモヤモヤとした気持ちになりました…。
たった一言、後ろの列の人に向かって「こっちの方に並んだ方がよくありませんか?」って言えたら…と、勇気が出なかった自分に後悔。
私のやってること、昆布の天日干ししている人の敷地にズカズカ入っていく人と同じじゃ〜ん!!(泣)
だから、ウェアハウス川崎店で今後、撮影をされる予定の皆様、駐車場ではどうか周りの方へのご配慮をお願いします。
私も含め、写真を撮ることを目的に動く人が多い世の中。それは別に悪いことではないと思います。ただ、写真を撮っている時って、周りが見えていない状況に陥りやすい…。それがね〜、時に(というかほぼ)迷惑行為になっちゃうのだ〜!
というわけで、私はこのライトアップされた水の中に、この気持ちをモヤットボールに託して1,000個ほどブチ投げ入れたい…(それこそ迷惑行為)
今回、色んな方のブログを参考に色々と知識を得たわけですが、これらを読んでいると「あ〜〜〜人がいない時に行きたかった!!!!!」と友達と嘆き悲しむのです、笑。
というわけでですね、今回学んだことは「人に迷惑をかけない」ももちろん、そして他の人が群がる前に「あ、ここなんか面白そう!」って嗅ぎつける嗅覚を身に付けたいなと思いました。
そしてその発見したモノを、尊敬の念を持って紹介する。拡散するんじゃなくて、あえて細々と。本当にその場所に心惹かれる人、ちゃんとマナーを守ってくれる人へ(言い過ぎかな?)。フィルターをかけて、そういう人達に向けて発信した文章を書けるようになりたいなと思います。
ではでは、今回はこのへんで。