雨と桜

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六本木の焼き鳥屋さん「焼鳥 輪」で約2か月間の展示が終わり、作品を回収しに六本木へ向かいました。とても雰囲気のあるお店で展示ができて、大変満足です。機会を与えてくださり、ありがとうございました。

焼鳥 輪【公式】

心残りがあるとすれば、作品を飾るのに使った額縁が安っぽかったかなァ、ということ。
高級感のある店内だったので、お店の雰囲気に合わせた額縁をケチらずに用意すればよかった、そんなことを学べました。また機会を頂けたら、今度はお店の雰囲気にあった装飾にも気を遣おうと思います。


作品を回収しに行った日、その日は雨が降っていました。せっかくなので、雨の降る六本木の様子を撮りながら。

歩いていると、桜がボチボチと咲き始めているのが目に入りました。雨に濡れる桜も趣があってイイですね。思うに、「桜」一つとっても、人は「豪華絢爛」「儚さ」「出会いと別れ」…などなど、色んな言葉と桜を結びつけます。表現しがいのある花ですね。

2021年3月撮影|六本木
2021年3月撮影|六本木

さて。
実は今年1月から仕事の関係もあって、カメラをもう一度勉強し直しています。

絵を描く自分からするとカメラなどの機械は(大袈裟かもしれませんが)なんとなく脅威の対象だった。また、最近のスマホは一眼レフなみにキレイに撮れるし、ちゃんとボケるし、さらに加工・編集も無料のアプリでイイ感じに仕上げてくれるしで、「別に一眼レフじゃなくても十分だ」と思っていた。

しかし、カメラを使えば使うほど、知れば知るほど、カメラも筆や絵の具のように、ただの道具なんだ、と身に沁みるように分かってきました。どう扱ってどう表現するかは、自分次第。どんなにいいカメラを使っても、どんなにいいシチュエーションにいても、技術と創造力がなければ、誰でも撮れて、巷に溢れる平凡な写真・動画なんだな、と。

そしてこうも思います。
スマホやアプリなどで誰でも・カンタンに・時間をかけずに、何でもできるようになった。けれども、できるようになったと思い込んでいるだけで、本当は何一つ自分の技術として身についてはいないのではないか、理解できていないのではないか。

誰でも・カンタンに・時間をかけずにできるようになったのは、全く悪いことではないと思いますが、そういう世の中だからこそ、じっくりと時間をかけて、何か一つのことに取り組みたいと思います。

そういうことを最近考えていまして、やる気に満ち溢れているうちに、練習がてら撮影してきました。まだまだ拙いですが、まずは数をこなし、技術を身につける所から。

2021年3月撮影|六本木

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