『学校の怪談』を久々に読んだ

小学生のYくん(=私の従兄弟)の家に行った時、『学校の怪談』の本があった。

懐かしさから、思わずYくんから借りて読ませてもらった。Yくんの持っている『学校の怪談』は、私が小学生の時に持っていた『学校の怪談』の続編?みたいだった。続編が出ていることにビックリだ。

『学校の怪談』の挿し絵は、けっこう特徴的だ。手足が細く、線も細く、繊細に描かれているのだが、繊細さよりも毒々しさや怪しさの方が強いのが印象的。

その挿し絵は「楢喜八|なら きはち」さん という方が描いている。ちなみに、文章は民俗学者の「常光徹|つねみつ とおる」さん という方だ。

読んでいると、時代によって人気?なキャラクターがいるみたい。私の時代だと、「メリーさん」や「コックリさん」「紫ババア」などだ。Yちゃん(=私の叔母、Yくんの母)が小学生時代は、口裂け女だったらしい。

それで、面白いことを聞いた。

Yちゃんが小学生の時、学校の通学路で使う林道があったのだが、何か問題があったのか、使用禁止になったらしい。その時の校内放送が「林道に口裂け女が出たので、通り抜け禁止です」だったとか。それをすごくよく覚えていると話してくれた。

なんてお茶目な?先生なんだ!

ちなみに、「花子さん」は不動の人気を誇っているようだ。私が小学生の時も、やっぱり「花子さん」は流行った。

児童生徒がみんな下校するまで友人たちと教室の隅に隠れて、放課後に「花子さん」探しに出掛けたことがある。結局見つからなかったが、めちゃくちゃドキドキした。

当時、体育館のトイレが、めちゃくちゃ古いボットントイレで、しかもよりによって3番目のトイレが使用禁止の張り紙が貼られていた。これは子供達の間でウワサのタネにならないのがおかしい。

Yくんから借りた本を読んで、学校でのウワサ話や怪談があるのは、基本的にどの時代でも共通していることに、面白さを感じた。

『学校の怪談』以外にも、『○○レストラン』シリーズが大好きだった私は、自由ノートに挿し絵を模写していたくらいだ。今の子供も、そういう怪談話等が気になるのかな。

生きる時代や流行り廃りは違うのに、子供達の中の世界や文化はけっこう似たものが多いのは不思議だと思ったお盆でした。

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