2020年4月から急にドローイングをし始めた。
引っ越した部屋がめっちゃ狭くて、大きな作品、ましてや油絵の道具を広げるスペースすらなかったので、手軽にできる画材でなんか絵を描こうと思ったのがきっかけ。
7月はnoteに滞在して、1か月間毎日文章を書く習慣をつけようとしていたので、ドローイングはいったんお休みしていた(=ドローイングにあきただけ)。4月から6月の間で、約70枚近くは描いたと思う。
まだ3か月しか続けていないけど、3か月ドローイングしてみて気づいたことを書き記してみた。
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私のドローイング
私のドローイングはボールペン or 水彩絵の具のどっちかから描き始める。
《ボールペンから始めた時》
ボールペンから始めた時は、とりあえず線をたくさん描いて形を探していく。ある程度、線の密度が出来上がったら、水彩絵の具に移行します。できあがった線や形にそって、色をのせていく時もあれば、全てムシして色をのせる時もあります。これはその時の絵の状態、気分によります。
《絵の具から始めた時》
絵の具から始めた時は、大きめの筆(丸筆でも平筆でも)を使って、ぽってりと広い範囲に色をのせていくのがマイブーム。ある程度、色が配置されて「イイ感じ」だと思ったら、線を加える作業へ。これも、最初にのせた色で作った形にそって、輪郭を加えるように描くか、ムシして線は線だけで描き進めるかのどちらかになります。全部、その時の自分に判断をゆだねています。
所要時間は一枚30分かかるかかからないか。
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ドローイングと絵の違い(気づいたこと)
ドローイングって、瞬間的な感情や絵筆の動きを、紙にのせていくのにすごく便利。
私は、自分がふと思ったことなどを非公開のTwitterにメモするのだが、そう、ドローイングってそのTwitterみたいやなぁと思った。Twitterの使い方は人によると思うけど。
衝動的な部分もあるから、感情などはけっこうストレートに現れていると思う。
逆に、「作品」にする方は、まず時間がかかる。人によって作品ができあがるスピードは全っ然違うのだが、私の場合は遅い方だと思う。まれにだけど、絵の大きさによっては、2年かかることもある。
時間をかけて考えながらかくから、その時の感情などは、自分の中で時間をかけて咀嚼されているものが多く、けっこう冷静(無感情?分析的)に描いています。ちょっとした小論文・エッセイを書いているのに近いかもしれん。
今のドローイングは、面白い構図や動きを探ってみたり、なんと人物を入れたりしている。「なんと」と言ったのは、私は人物を描くのが苦手だからだ。そんな私が人物を入れたドローイングをやっている。人間、生きていると何が起こるか、自分でも分からないことが多いから面白いね。