歯医者の受付の人が佐賀通だった。

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大学生になってからずっとお世話になっている歯医者さん。
その歯医者さんの受付の人はとても気さくな方で、私によく話しかけてくれます。

今日の診察も、話しかけてくれたのだが、第一声がこれだった。

「佐賀出身なんだね!」

「え、どこで知ったんですか?(笑)」と聞くと、私が予約をすっぽかしちゃった時に、私の連絡先を診察記録から調べていたところ、そこに実家の連絡先も記述していたみたいで。その時に知ったみたいだ。


「佐賀市とか武雄あたり、冠水していたよね?大丈夫だった?」と心配してくれた。その時点でもう、かなりびっくりしていた。

これは仕方ないことなのかなと思うのだが、やっぱり関東と九州は距離があるので、地元で災害が発生しても、こっち(関東)ではあまり話題にならないことが多い、ような気がする。

「私、佐賀に毎年行ってるんだよ」
「本当ですか!?なんで!?」

驚くのは無理もない。
「佐賀出身です」と言ってもあんまり反応良くない人が多いのが実情だからだ。

「佐賀って…九州?」この質問から始まることが多い。 そしてたまに「滋賀県」と間違われるので、私は「九州の佐賀出身です」と言うようにしています。

のんびり屋な佐賀県は、両県を観光業お盛んな長崎県と、九州の大都会・福岡県に挟まれているので、そりゃ存在感も薄れます。

そして、そのことに悲しきかな、佐賀県民も慣れている人が多い。



「毎年ね、竹崎ガニ食べて、嬉野温泉に入って、御船山にも行くんだよ」

聞き慣れた地元ワードがこの人からバンバン出てくる。

「竹崎ガニ!地元近くですよ〜!」

実はカニはあんまり好きじゃないけど嬉しい私。カニは食べませんが、牡蠣小屋が並ぶ地域があり、「あそこらへんのお店かな」と想像してみたりする。

↑これは友達と冬に牡蠣小屋に行った際に食べたもの。
この時期は、バイトの地元の高校生が制服の上にエプロン姿で働いているのをよく見かける。

あと、「ガネ」って言葉を知っていたのには驚いた!
「ガネ」とは、地元の方言で「カニ」のこと。だから、「竹崎ガニ」は「竹崎ガネ」となります。私のおじいちゃん世代がよく使う方言かな。こんなマイナー方言知ってるなんて、なかなかの通である。

今年も冬に佐賀に来てくれるのだとか。佐賀から遠く離れた東の地で、佐賀のことを好きで毎回訪れるリピーターがいたことは、とても嬉しいですね。

「佐賀の食べ物ってどこよりも美味しい!」

私より佐賀を堪能している模様。

なんだか、私も地元に帰りたくなってきた!



彼女に限らず、関東に来てから

「佐賀いいよね!ハマっちゃった!」

と言ってくれる変わり者(?)は、ちらほらいる。

「人口が少ない」
「何も無い」
「交通の便が悪い」

というのも、実は魅力の一つになっていると思います。

PR下手で観光業にちょっと疎い、それも含めて佐賀に興味ある人に来て欲しいですね。佐賀のことも、ぼちぼち発信していきたいな〜と思いますが、佐賀はこれからもマイナーな場所であってほしいとも思っています。

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