佐賀空港で買ってきた「むつごろうラーメン」を食べた感想

佐賀生まれ、佐賀育ちです。
そんな私が「むつごろうラーメン」を食べた感想を。

「むつごろうラーメン」は「エイリアンラーメン」というインスタントラーメンとセットでよく見かけます。夜明茶屋という福岡の柳川にある会社が作っています。

「むつごろう」とは

「よーしよしよしよし」の人ではないです。「むつごろう」で検索かけたら魚より人の方が出てきますが。

魚の方の「むつごろう」とは

佐賀県有明海漁業協同組合HPより一部抜粋
https://www.jf-sariake.or.jp/page/maeumimon_mutsugorou.html

有明海のシンボル的な存在。日本では有明海と八代海の一部にしかすんでいないが、朝鮮半島、中国沿岸、台湾にも分布する水陸両生魚で最大20cm。鰓(エラ)と皮膚の両方で呼吸が出来るため干潟の上を這い回ることが出来る。

小学生の時に有明海へ「ハゼ」釣り行った際、「ハゼ」がなかなか釣れなくて(「ハゼ」も最近いないんですよね…)、そこら辺の干潟にいた「むつごろう」を捕まえようとしていました。ただ、こいつら見かけの割にめっちゃすばしっこい。

産卵期は5~7月で、オスはメスにプロポーズするため盛んにジャンプを繰り返す。その頃が撮影の絶好のチャンスとなる。巣穴の深さ20~30cmのところに横穴を掘ってその天井に1万個ほどの卵を産みつける。1週間ほどでふ化するが(3mm)、それまでは雄が卵の世話をする。

こんなかんじで、メスが産んだ卵が孵化するまでオスがずっと守り、一つの巣穴にオスとメスで必ず住む習性から、恋愛成就の象徴としても。(人間から見て)夫婦円満な魚みたい。

ムツゴロウの一般的な食べ方は蒲焼だが、その前に、残酷ではあるが生きたまま串に刺し炭火で素焼きにする。以前は盆魚として良く食べられており、夏ばて防止的な意味合いもあったのだろう。

むつごろうが食卓にあがっていたと言うと、大抵驚愕されます。「あれ食べれるの!?」食べれます。私は甘露煮が特に好き。祖母が時々作ってくれた記憶があります。ただ、初めて食べた人に「海の生臭いにおいがする…」とよく言われます。私はもう慣れているのか、鼻がマヒしてるみたいですが…。

しかし、食の多様化や小骨が多いこともあって食べにくく、地元でもあまり食卓にあがらなくなってきている。私も最近見かけてない。食べてない(泣) 漁師さんがせっかく獲ってきても、なかなか食べてもらう機会がないという現状。

だから、「むつごろうラーメン」には市場を拡大して、地元の漁師さんを応援しよう!という狙いもある。

「むつごろうラーメン」開・封!

こちらが佐賀空港のお土産コーナーで買った「むつごろうラーメン」です。ほぼジャケ買いです。

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「かわいかぁ~!こいは買うていかんぎいかん!」

ちゃんと「むつごろう」入ってますね~

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さっそく大学に戻ったら食べました。冷蔵庫がスッカラカンだったので具材なーし!

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スープは魚介系の香り。麺も美味しいけど、私はスープにこだわりを感じた。スープに使われている「むつごろう」は、むつごろう漁師の方が捕獲した「むつごろう」を、まず天日干し。天日干しにされて旨味成分が濃縮された「むつごろう」を、更に炙って粉末状にしている。
麺は、福岡県内の農家によって限定生産され、福岡のラーメンを作るためだけに生み出された「ラー麦」を100%使用しているらしい。「ラー麦」知らなかった!

有明海むつごろうラーメン(醤油)

パッケージもかわいいし、お土産にもよい!ぜひ、佐賀に行った時の記念に!「(魚の方の)ムツゴロウ食べた事あるよ!」という話題にもできます。むつごろうの見た目がグロくて生臭くて食べられなかった…という方にも、トライする意味でオススメだ!(!?)

参考:
夜明茶屋HP
http://yoakedyaya.shop-pro.jp/?pid=86837142

佐賀県有明海漁業協同組合HP
https://www.jf-sariake.or.jp/page/maeumimon_mutsugorou.html

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