ゲームに時間制限をもうけるべきか?を叔母と語った

Y君は現在小学生。任天堂が発売している「ニンテンドースイッチ」に激ハマり中である。お盆で帰省している時も、ずーっとやり続けている。

そんな様子を見て、私も小学生の頃「ゲームボーイアドバンス」や「DS」に激ハマりしていた記憶が蘇ってそんな時代もあったなぁ、としみじみ。

そんな中、Yちゃん(=私の叔母・Y君の母)とこんな話をした。

ゲームは時間を決めてやらせるか、それとも心いくまでやらせるべきか。

「スイッチ」には時間制限を設けており、時間になるとそれ以上ゲームをできない。

時間が来ると、Y君は「もう少し延長して、あとちょっとでクリアできるからぁ!」とYちゃんにせがむ。が、Yちゃんは許さない。

ちなみに私は、ゲームの時間制限がなかった環境の中で育ってきた。

というより、ゲームは1時間まで、という約束を親としていたが、「スイッチ」みたいに強制的に終了されないので、親の目を盗んではゲームしまくっていた。ひどい時は、起きてから寝るまで。法律が機能していない。無法地帯である。

◇◇◇

「結局、振り返ってみて、ゲームの時間制限がなくてよかったて思う?」

Yちゃんの質問に私は少し「うーん」と考える。

Yちゃんは、このまま子供が成長してある程度大きくなり、制限がなくなったら、今まで抑えていた「ゲーム欲」が爆発するのでは、と不安らしい。逆に、もうやりきってしまって、欲を吐き出してしまった方がいいのでは、と。

確かに、私は子供時代にゲームを「とことんやりきった」おかげか、ゲームに対する熱や欲は冷めてしまい、今は全くない。

しかし、私の弟は未だに健在で、ゲーム大好きである。

だから、将来的に、私か弟どっちかみたいにになるのでは。

子育てってちょっとギャンブルな面あるな…。

◇◇◇

ゲームの制限時間は、あった方がいいと思う。

ゲームが提供してくれる世界観。遠くの場所に行ってないけど、小さな画面の中だけで遠くの異国の地に行った気分になったり、冒険が始まる!とワクワクしたり、戦闘シーンで自分が戦っているような気になって、手に汗握ってボタンが滑ったり…。

偽の世界だけど、偽の世界だから想像力かき立てまくりである。

技や特性、道具の使い方を覚えて、組み合わせを考えるのも面白かった。(こういうのはすぐ覚えるんだけどな〜勉強の方はさっぱり!)

こんな感じで、私はゲーム開発者の手のひらの上でとことん踊りまくったのである。もう乱舞状態。

しかし、今のゲームは昔のゲームのように、明確な「クリア」や「ゴール」がない、というのが違いであるように思う。どんどん新しく更新されていくので、いわゆる明確な「クリア」や「ゴール」というような「終わり」がない。

「終わり」がないのはちょっとタチ悪いね…ハマる人はとことんハマっていきそう。

◇◇◇

そんな今のゲーム状況を考えると、やっぱり制限はあった方がいいかな〜と私は思う。無法地帯の元住民が言う意見ではないかもしれないが。

しかし、「終わり」がないというのは恐ろしい。

それを子供に理解させるのは難しいかもしれない。でも、今のゲームには「終わり」がないのだと知っていた方がいい。

クリアして、経験値を上げていって…というように上を目指すことはいいことだと思う。

ただ、夢中になりすぎると、ゲームの世界でうまく生きることはできても、現実世界ではうまく生きていけなくなる気がする。

◇◇◇

今考えてみた、私がゲームをしていた意味

今振り返ると、時間の無駄だ(笑) 確かにその通り。

その時間にいくらでも将来有益なことができたはず。そのゲームする気力を勉強にも向けてくれ〜と思う。

だったら、ゲームは最初からやらなければいいじゃんとかも考えた。でもゲームあってこその今の私なんだよな〜とも思う。

◇◇◇

私の話になるが、ゲームは高校1年くらいまでやっていた。

小学生の頃は「面白いから」ゲームをして、ゲームが友達との話題だったりしたが、年を重ねるごとに現実逃避のための道具と化していた。

中学・高校の学校生活、家族からの現実逃避。心安らぐ唯一の場所がゲームの世界だけの時もあった。なんとなく、学校や部活、家が辛かったのかなあ。

しかし、満足すると同時に虚しさも感じるようになった。だんだん「私、何やってるんだろ」的な事が多くなって、ゲームはそれっきり。

多分、私の中で十分にゲームを「やりきった」瞬間だったのだと思う。

◇◇◇

こんな風に、避難場所になっている人もいるかもしれないから「ゲームだめ!」とも私は言いづらい。

しかし、避難場所から出る時を見定めなければ、ずっとそこから抜け出せない。成長できないし、現実を見ることができない、自分の世界を開拓できない。

また、弟は未だにゲームにハマっていると前述したが、彼は成長できてない、現実を見れてないかというとそうではない。

聞いたところ、自分で制限時間なり「マイルール」を設けてゲームをしているらしい。彼がゲームをする意味も「息抜き」というように、いくらか大人びたものになっているような気がする。

すごいことに、小学生の時からずっと遊んでいるゲームもある。その継続力に脱帽だ。

◇◇◇

話がだいぶ脱線した。

最終的な私の意見は、ゲームをするしないは個人の勝手だが、もしやるなら、

ゲームは終わりがないのだということを理解しておく。
時間はやはり制限を設ける方がいいだろうと思う。

でもまあ、私は今アニメやYouTubeにハマっているので、ゲームにはまらなくなったからといって安心はできないというか(笑) 

人間生きていたら何かしらハマるものがある。しかも日本はコンテンツ大国だからなおさら。

私がまだこんな感じなので、子供の興味関心はもっとすごいと思う。その興味関心欲はなるべく発散させてあげた方がいい、と思う(しかし我慢も大切)。

そして最後に、やっぱり子育ては大変だ…。自分の親や叔母夫婦、何かしら子育てに関わっている人には尊敬の念を抱く。

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